北京洪水の動画はいくつ流れてきた。
永定河が氾濫し、その上を跨ぐ盧溝橋、そしてすぐ隣の小清河橋が崩壊。
複数の車が河水に漂っている。
近くの村から避難指示が出ている。
避難している村人たちが河となった道路、そして急流に押し流される無数の車を眺めている。その中には人がいるかどうかは確認できない。
とある村人が、家だった廃墟を彷徨って家族を探している。
昔から北京は、水没しやすい都市である。
2009年まで北京に住んでいた頃、豪雨が降るたびに、高架橋の下には深さ2メートルほどの水たまりができる。
後は揉み消されていたかもしれないけど、「高架橋の下には排水溝の蓋が設置されただけで、その下には排水溝が実際作られていない」と、かなり有名な話があった。
とはいえ、無理やり突破しようとしない限り、危険にはならない。
(車を水たまりに突っ込んで動けなくなってそのまま亡くなった運転手があった。確かに一人くらいニュースに出ていた)
だから今度の洪水を耳にすると、またそんな類かなと思ったけど、まさかの山津波だった。
被害地域といえば門頭溝、北京の西部にあたる郊外。
山地だから確かに山津波になりやすい。
だが豪雨とはいえ、数日にわたる豪雨がいきなり津波を起こるなんて、考えられるのは、近くにある青龍湖による放水、じゃないかな。
この国のダムはいつも水を貯めすぎると言われている。
そして雨が多く降るとダムが崩壊する恐れがあり、秘かに放水する。
聞いたことがあるだろう。
2年前の鄭州も全くその通りだった。
もちろん公式では認められていない。
認めてはいけない。
だがこの規模の津波なら、放水以外辻褄が合わない。全然。
雨はまた止んでいないようだ。
このままじゃ何人が亡くなるのだろう。
考えるだけでもゾッとする。
噂では天津まで放水を備えて住民を避難させている。
もうこれ以上被害が出ないように祈るしかない。
追加情報:北京市房山区河北鎮 全体水没、音信不通
2023年9月20日水曜日
2023.07.31 北京洪水。
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