2023年9月20日水曜日

2023.06.30 元社長地獄。

元社長からの5万文字の翻訳依頼は片付けた。
とはいえ、また物凄いEMOTIONAL DAMAGEを喰らった。
ここ二、三日、まともに寝ていない。
心臓がもう持たないかと思った。

元社長はもともと技術職で、日本語は何とか使えるけど、英語はにわか程度。
それにしても、あらゆる翻訳業務の最終チェックは自ら行っている。
勤務していた頃でも常に思っていた。
「よくこんなんで仕事成り立ってるな」と。
たしかに努力家で寝る時間以外ほとんど業務や学習に没頭していたけど、要領悪いというか、思い込みで突っ走るタイプ。
いつも英語についてたくさん指摘して、「英語わからないからそこ何とかして」と言う。いろいろ説明しても「やはり修正したほうがいい」や「そういう決まりだから」や「わからないけどきっとこれだ」とか言う。
そして時間帯に関わらず連絡してくる。
息が苦しいほど。

母が亡くなって会社を辞めた後でも、時々仕事を持ち掛けてくる。
極力避けていたけど、不景気の中じゃ「食わず嫌いダメ」と妻に突っ込まれたから少しずつ引き受けている。
今年になって以来、「クラウド+機械翻訳を導入したから、単価下がるけど楽な仕事やらないか」との連絡があった。
それMTPEじゃね?と思ったけど食わず嫌いダメダメ。
最初は数千文字程度の小さな案件なら平気だった。
だが今回は5万文字。
今どきの機械翻訳はかなり高品質な構文を出してくれる。
問題なのは、用語の統一。
どうしてもバラバラになる。
元社長曰く、「用語をちゃんと指定しておくと統一してくれる」。
だが用語集を整理して送信しても、クラウドに導入した様子がない。

それでも翻訳作業自体はそんなに苦労していなかった。
しんどいのは、先が見えない修正。
先日、夜9時過ぎ、メールで修正ファイルを送ってきた。
結構な量なので朝にしようと思って寝た。
朝5時、メッセージが来た。
「ここ(スナップショット)は修正してないけど漏れ?」
「まだ修正していませんから」と返事して寝なおそうと思ってもう寝付けなくなった。
そして一昨日から修正ファイルを送ってくるとすぐ音声通話をかけてきて、少なくとも30分、時には2時間まで、訳が分からない英語の話を付き合わせる。
昨日の夜は6時から10時過ぎ。
何度も「最近体調優れないから手短にお願いします」と言っても、「おう、うちも全員風邪で倒れてな」とだけ言って全然気にせず続いた。「英文法の話し合いは愉快愉快」とのサイコパス発言まで言い放った。
まともに話し合えることもできないのに。

今日も朝から何度もの音声通話。そして5万文字の件、やっと終わった。
それでももう一つ、2万文字くらいの件が控えている。
これからゆっくり取り掛かります。
一日くらい休んでから、な。

元社長「この後さらに4万文字が来るだけどどうする」
僕「来月時間が厳しいかもしれません」
元社長「ええーどんな予定かよ」
倒れる予定でいいかな。

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